「マイ・ファニー・バレンタイン」を絶対ピアノで弾く前にツンデレな歌詞に驚愕した件
ピアノを弾く縁も機会もなかった、子供の頃に習ってはいたけれど挫折してしまいプランクのある大人の方に、教室に通わずとも自宅で・移動中に・移動先で、視聴しながらマネするだけで最短30秒で弾けてしまう配信型動画レッスンをお届けする、絶対ピアノ オンラインピアノ塾開講前のピアノマスター七子です。
あなたのバレンタインデーは如何でしたか?
義理チョコ?
友チョコ??
本命チョコ???
っとまぁ野暮なことはさておき
➖戦地へ派遣するため若い男性の結婚を禁止していた3世紀ローマ皇帝クラウディウス二世に逆らい、可哀想な若い兵士たちを見かねて極秘で結婚をさせていたキリスト教司祭ヴァレンティヌスが投獄され、ローマ宗教への改宗を拒否したためついには処刑されてしまった➖
といった本来の意味へ理解を深めることも割愛させていただき
今回はバレンタインデーと言えば
『マイ・ファニー・バレンタイン』
チョコよりこの楽曲でしょ!
そんなミュージシャンとしての視点で綴らせていただきますね。
『マイ・ファニー・バレンタイン』はミュージカル『ベイブス・イン・アームス』のために書かれたロレンツ・ハート作詞、リチャード・ロジャース作曲コンビによる1937年の楽曲です。
この二人のコンビは大学時代からハートが49歳で亡くなる前まで続き、30年代から40年代の始めまで、数々のスタンダードとなった名曲を世に送り出しました。
その後相棒のハートの死から立ち直ったロジャースが仕事のパートナーに選んだのは、旧友でもある作詞・作家のオスカー・ハマースタイン二世。
その二人のコンビによる作品は
♬南太平洋(1949年)
♬王様と私(1951年)
♬サウンド・オブ・ミュージック(1959年)
これだけでもスゴイ!ですが、もちろん他にも数多くの名作ミュージカルを生み出しました。
向かって左がロジャース 右がハマースタイン
いずれもがミュージカル史上燦然と輝く傑作揃いですが、中でも日本人にお馴染みなのが『そうだ、京都へ行こう』ではないでしょうか(笑)
原題は『マイ・フェイバリット・シングス』。
かつては『サウンド・オブ・ミュージック』の中の『ドレミの歌』に比べると、玄人好みだった感が否めませんでしたが、あのTVコマーシャルにより今では知らない人を探す方が困難...とまで思えるほど我々にとって身近な楽曲となったのですから、マスメディアの影響力は本当に大ですね。
話を元に戻しましょう。
バレンタインデー=マイ・ファニー・バレンタイン
とまで脳内に刷り込まれていた楽曲ですが意外や意外!
歌詞の内容には無頓着でしたので
ならば読解してみようと思い立ち
ネイティブから鍛え上げられた英語スキルで
読み進めていきましたところ何と!
あなたったらハンサムじゃないし
むしろおかしなルックスだし
体つきもギリシャ彫刻みたいじゃないし
話す時ももうチョット
ハッキリ喋ればいいんじゃないかって
思ったりするのよね
って、、これってラブソングって言えるんでしょうか?
ギリシャ彫刻は余計なお世話ですし
そのあまりの皮肉たっぷりな内容には正直驚かされました。
イメージが壊れましたね
丸つぶれです。
こんなことなら歌詞なんか読解しなくても。。。
私はインストゥルメンタルだけで充分
曲さえ良ければそれでいいんですから。
が、怖いもの見たさであとチョットだけよ〜←
と読み進めていきましたらば
今度はなな何と!
But don't change a hair for me
でも変えちゃダメよその髪型も
Not if you care for me
本当に私のためを思ってくれているなら
(愛してくれているのなら)
Stay little valentine
ずっとそのままでいて大好きなあなた
Stay
ずっとよ!!
ツンデレだったんですね(笑)
ちなみに valentine は
大文字始まりではありませんので
この場合
バレンタインデーにカードを送る相手
すなわち
恋人のことを言います。
カンペキじゃないあなたが逆に愛おしいの
むしろ不完全なままでいて欲しい
野暮なままでいいのよ
へんてこなところが好きでたまらないんだから
いやはやこの逆説には本当に驚きました。
しかも作詞は正真正銘の男性ですからね。
古今東西名ラブソングは男性の手によるものばかりなりですが、皆さんの頭の中を一度カチ割ってみたい衝動に駆られ中です。
っということで
この歌詞の内容を吟味しながらオリジナルアレンジで弾いてみた七子の『マイ・ファニー・バレンタイン』をお聴き下さいませ。
吟味した結果、こういう演奏になりまして候。
散々イチャモンつけながらも
どんどん切ない想いがせきを切ったように溢れ
ラストでは私たちは永遠よ
のような感じが表れていましたら幸いです^^
しかーし!
おピアノが揺れに揺れておりますですね🌊
ピアノ上でほぼ天井に届かんばかりの三脚はヤメた方が良いでしょうか💦
以上、まとまったかまとまらなかったかよく判りませんが、リチャード・ロジャースのセンスが良すぎる楽曲の魅力と、ロレンツ・ハートの女子力が高すぎる歌詞をご披露できまして満足しましたので、これにて終了します。
もしお聴きになりたい曲がありましたら、どうぞご遠慮なくリクエストを下さいまし✋
あなたのためだけに💝
◯◯さんへ
とお名前を入れ
YouTube上で公開しますので😁